オープニング

【大広・大広WEDOのフィロソフィーと採用改革】 ・大広のフィロソフィー：顧客価値を積み重ね、ブランドの活動をつくる。新卒採用にも当てはめてやっていく。 ・「顧客価値」絶対主義：顧客価値とは、単なる顧客のニーズではなく、企業、顧客、社会をつなぐ真ん中にある価値。それは、顧客がそのブランドに賛同する理由。 ・大広・大広WEDOの採用改革：「OB/OG　AWARD」　カルチャー賞 準グランプリ受賞 【登壇者紹介】 ・坂本　宗隆　株式会社大広　DX推進局推進チーム 　-コミュニケーションブランディングや事業開発等を経て2021年4月からDX推進局。 採用改革プロジェクトにセカンドペンギンの一人として参画した初期メンバー ・中牟田　佳苗　株式会社大広WEDO　クリエイティブDiv. 　-プランナー・コピーライター。実務では、統合コミュニケーションの設計からマス・デジタル・PRなど様々なコンテンツ企画・制作を担当。採用改革プロジェクトではinstagramの中の人や、Youtubeなどを担当。 2018　ヤングスパイクスコンペティションジャパンINTEGRATED部門　ブロンズ 【本日のテーマ：Z世代ってナニカンガエテルノ！？】 　-「Z世代」という大きな括り方の分析はもちろん大事。だけどくくりすぎても手触り感が無い。目の前に対峙している、将来の仲間候補としてのその人について知ることも大事。Z世代のことをもっと深くちゃんと体感しよう。

大広/大広WEDO採用改革事例

【現場主導の「採用活動プロジェクト」発足へ】 ・「大広がいい」ではなく、「結果、大広」 　-広告会社を大手から受け、業界上位の会社の選考に落ちた人が大広に入社を決めるケースが多くなった ・採用が人事に閉じられ、大広の魅力を伝え切れていない 　-会社にとって大切なことなのに、現場社員をきちんと巻き込めていなかった。就活生にとっても、大切な現場社員や実際の働く雰囲気まで見えづらく、本来の魅力を伝え切れていない。 ・働き方が多様化。 -新卒でも働き方を「選ぶ」時代。企業は、学生との関係性の構築に課題を感じている。 【採用コンセプトを開発】 　・「大広らしい理想の働き方」とは、上下間の風通しが良く、楽しく真剣に議論する、まさにキャンプのような働き方では？という部分でプロジェクトメンバーの目線が揃う。 　・就活における企業と学生の関係をフラットに変えていきたいという想い。 　・CAMPの語源は、ラテン語のCampus（カンプス）に由来し、「平らな場所・広場」を意味する 【就活の常識を見直し、フラットな「対話」を目指した採用プロセス】 ・エントリーシート→DIALOGUE SHEET対話のためのシート（100の質問から好きなものを選んで書く） ・面接→TABLE DIALOGUE（学生にプロフィールシートを事前提出。お互いを知った上で対話できる仕組み） ・会社説明会→手のひら会社説明会（SNSで誰でもすぐ見れるような説明会） 【活動の結果】 ・就職人気ランキングの大幅な上昇（304位→83位→73位） ・内定承諾率の改善（60.4％→88.0％） ・インスタグラムフォロワー数が最大で2,000を超える。

イノベーションチームdotのリサーチ発表

【クリエイティブなZ世代チーム：2016年に学習院大学「企業論」自主ゼミとして集まる】 ・イノベーションチーム部（イノベーション手法、マイプロ、地方創生） ・デザイン部（グラレコ、動画編集、ロゴデザイン、アニメーション） ・メディア部（Z世代研究・調査、広報） 【ジョブレボチーム：もっと「幸せ」に働けるという思いから、世代間や国で異なる仕事観への調査を発信】 ・会社もZ世代の働き手もさらに幸せに働ける社会の実現を目標にしています。 -Y世代≒1981年生まれ（38才）まで　別名「デジタル・ネイティブ」 -Z世代≒1996年生まれ（23才）まで　別名「ソーシャル・ネイティブ」 【ソーシャルシフト(人々の緊密なつながりと透明化がもたらした社会のパラダイムシフト）】 ・いい職場か悪い職場かググればすぐわかる ・理不尽な統制行動は、ソーシャルメディアで晒される ・居心地が悪ければ、いつでも違う居場所を探せる -ソーシャルシフトによりコントロールする力が低下し共感と信頼を生む力が増加した。 【Z世代だけでなく、社会全体が共感や信頼を大切にする傾向】 ・なかでも、ソーシャルシフトが起こった世の中に生まれ育ったZ世代は、よりネイティブに今っぽい時代の感覚を持っている世代 ・Z世代の価値観3つ（Zのワークライフに影響を与えると考えられる） -つながりを大切にする（他人から好かれ、仲間として歓迎されることは大切だ） -価値観の押し付けを嫌う（多様性には寛容であるべきだ、無理強いやハラスメントはしない） -合わないと感じると逃げる（合わせるのではなく、合う人といる）

パネルディスカッション

【働くZとして同年代の思考を知りたい】 ・テーマがD2Cですが、新卒採用とZ世代とどう関係しているのか。 　-D2C×顧客価値というテーマでシリーズセミナーをしている。D2Cで考えるプランニングのメソッドに近いことから新卒採用の改革にも使っている。 ・他部門との調整で意識したことを教えてほしい 　-人事だけではなく、プロジェクト自体をやりたい現場の人たちを集めている。いろんな部署を巻き込みやすい構造にする。悩みを現場に言ったりすると仲間がどんどん増えることも。 ・Z世代からみてX世代やY世代はそれぞれどんな言葉で表現するか 　-Z世代の感覚は時代の流れでもある。共感してくれるX、Y世代も多いから違う人々という感じはしない ・Z世代は自分の価値観を大事にしている印象ですが自己理解が深いのか 　-自己プロデュースを当たり前のようにSNSを使ってやってきた世代。 　-自己分析のノウハウが書かれた本がある。 　-インスタグラムは統一感や自分らしさなどを大事にしていて、アカウントごとにかえていたりする。小学生や中学生の頃から見せ方を大事にしている世代 　-SNSなどで情報に溺れてしまう時代だからこそ自分を知らないといけない ・大広さんのような改革はX世代、Y世代だけではできないと思いますがどうやってZ世代目線を盛り込んだのか 　-一年目や内定者の方たちにヒアリングして見直したり、DMで届いた意見をメンバーに共有している。 ・海外のZ世代とのディスカッションはどうか 　-ヨーロッパは経済的に安定が大事だから自分のスキルをあげる。アメリカ人やブラジル人やメキシコ人は、人間関係を大事にしていて充実した仕事環境を重視している。

クロージング

【クリエイティブなZ世代がつくる、2つのサービス】 ・Z世代とつながろう：ソーシャルネイティブな私たちが、企業のお困りごとをサポート。商品開発やサービス企画など、若者視点を活かしたい事業がある方に。 ・Z視点でクリエイティブ：グラレコ・イラスト・ホワアニ・ムービー等、できることは様々です。ご要望に合わせた、オリジナリティあふれる作品をつくる。 【定性調査（定量調査）を通してZ世代を理解する】 ・①事前アンケート、②Z世代会議、③結果考察・仮説立案、④アンケートで定量調査、⑤仮説検査・レポート作成 【Ｚ世代と就活設計】 1.自社の事業課題を共有する 2.最新のイノベーション手法をベースに解決アイデアが練られる 3.学生が持ち帰りプレゼンを準備してくる 4.学生チームに社員が混じり提案をブラッシュアップする 5.チームごとの発表を聞いてフィードバックする 6.参加学生と交流して、自由につながる ・dotグラフィ：1人のZ世代にオンライン密着、観察記録する。観察後、気になった点をインタビューして「これはZ世代の特徴では？」という仮説を立てる ・Z世代会議：立てた仮説を検証するための問いをつくる。dotメンバーを10~20人ほどあつめて、その問いについて話し合い、仮説を検証する。 【カラフるサービス】 私達の考えるカラフるとは？：情報を伝える、想いを象る、空気を彩る