オープニング

【はじめに】 ・登壇者：株式会社アカリク　本並 健太 ・テーマ：スカウト返信率を20％アップさせる方法 【自己紹介】 ・本並 健太 　-採用コンサルティング事業部　セールスチーム 　-データを基に採用活動に問題を抱える企業のサポート 【アジェンダ】 ・理系学生の最新の志向性データ ・志向性を踏まえた効果的なスカウト方法

理系学生の最新の志向性データ説明

【22年新卒アンケート結果から見る傾向】 ・国公立大学では理系学生の7割以上が大学院へ進学 ・研究で多忙、就活時間は限られる ・過半数の学生がエントリー数10社以下、大学生と対照的 ・専門性を活かしたい学生が多い ・自己成長できる環境を重視 ・インターンシップ参加率62.5%、4～6社参加 ・インターン先での内定率32.2% ・推薦応募利用していない率約8割 ・7割が推薦応募に関心を寄せていない 【推薦応募を利用しない理由】 ・より効率的に就職できるツールがある 　-ダイレクトリクルーティング（スカウト）、人材紹介、専攻別イベントなど 　-企業としてもミスマッチが起こりにくい 【理系大学院生の特徴】 ・①研究で就職活動する時間確保が難しい ・②インターンシップからの内定承諾率：約3割 ・③専門性を活かしたい ・④エントリー数：10社以下 ・⑤推選応募利用率：約2割

志向性を踏まえた効果的なスカウト方法について

【返信率アップのコツ】 ・①専門性に触れる ・②応募ハードルを下げる ・③特典・特別感 ・④企業紹介の見せ方を工夫

①専門性に触れる

【傾向】 ・専門性やスキルへの言及は欠かせない ・入社後、どのような専門性を活かしたい？ 　-9割以上の理系学生が、専門性や研究で得たスキルを活かしたい 【専門性に触れたスカウト例】 ・テンプレの冒頭に学生プロフィールに触れる部分を置く ・人物面を評価してくれる企業への関心感アップ

②応募ハードルを下げる

【傾向】 ・気軽に応募できる環境が重要 【応募ハードルがボトルネック（要因）だった企業の例】 ・同じ企業が送ったスカウト文章の比較 ・パターン①：返信率0% 　-冒頭に企業紹介 　-オファー承諾工数が多く、応募ハードルが高い ・パターン②：返信率0% 　-冒頭に学生プロフィールに言及 　-書類選考免除で即位力高める 　-オファー承諾工数が多く、応募ハードルが高い ・パターン②：返信率33% 　-冒頭に学生プロフィールに言及 　-書類選考免除で即位力高める 　-途中にカジュアル文章を入れる 　-オファー承諾工数が2つ

③特典・特別感

【傾向】 ・元から興味のある企業や知っている企業に絞った就活 ・企業からのオファーでは、特典や特別感を与えることが大切 【特典を上手く活用した効果の高いスカウト例】 ・開封率 ・「限定選考ご招待」のキーワード ・「エントリー＝応募ではない」の言葉で安心感 ・「スカウトを受け取った人は書類選考なし」で選ばれた人と認識 【キーワード例】 ・選考フローの優遇 　-書類選考免除、面談確約、限定スカウト、限定選考、個別採用、特別選考 ・役員・現場担当者のアサイン 　-社長面談、役員面談、現場社員、技術部門の担当 ・プロフィールへの言及 　-「研究で培った○○に興味を持ちました」「○○の研究をとても面白いと感じました」 ・社員との親和性の高さをアピール 　-「数学系専攻の院卒社員が多数活躍」「理系修士・博士が多数在籍」 ・キーワードを件名に入れると開封率10%上がる

④企業紹介の見せ方を工夫

【傾向】 ・専門性を活かしたい ・親和性を持たなさそうな企業情報は最後まで読まない 【興味を惹きやすい企業情報の記載例】 ・冒頭に研究内容に触れ、会社でどう活かせるかを明記 ・次に企業情報 ・「市場にブームになっている事業内容をいち早く見つけた」のキーワードは学生がイメージしやすい 【企業情報がボトルネックだった企業例】 ・初っ端から企業情報を記載、メルマガっぽいため最後まで読んでくれない 　-改善策：冒頭でプロフィールに触れる ・社員情報や専攻分野の記述が抽象的 　-改善策：社内の雰囲気、仕事のやり甲斐、先輩社員の専攻、女性採用系キーワードを記載 ・スカウト100通以上でエントリー数０から、エントリー率20%に向上

スカウトする際の注意点

【コツ】 ・件名 　-文字数より具体性 ・オファー文章 　-長文のスカウトは好印象 　-限られた時間で就活、必要な情報だけを取捨選択して読める 　-メールの回数を抑えるために、一度の情報量を多く ・長文 　-箇条書きで見やすく

返信率を上げるための方法のまとめ

【コツ】 ・①専門性に触れる ・②応募ハードルを下げる ・③特典・特別感 ・④企業紹介の見せ方を工夫 【注意点】 ・①文字数より具体性 ・②文章の構成