オープニング

【登壇者】 ・宮崎　慎也：株式会社CINRA プランナー・編集者 ・長倉　翔太：株式会社オフィスバンク 第４営業部 課長代理 ・林　淳一朗：株式会社ユーザーベース Corporate Development Division Waku Work Team 【アジェンダ】 ・ご挨拶 ・従業員エンゲージメントアップ！「インナーブランディングの始め方」 ・「ユーザーベースのオフィス作りから見るインナーブランディングとエンゲージメントＵＰの関係性」 ・質疑応答

インナーブランディングの始め方

【CINRAについて】 ・自社ブランド：CINRA、CINRA JOB ・クリエイティブ事業：早稲田大学、資生堂センデン部、JAXA広報紙「JAXA‘S」、ADK「POSTAD」 ・イベント・動画事業：NEWTOWN、CROSSING CARNIVAL、LINE Old To The New 【「従業員エンゲージメント」とは？】 ・自分が所属する組織と自分の仕事に熱意を持って、自発的に貢献しようとする従業員の意欲 　-エンゲージメント：会社の活動に個人が共感し、同じ方向を向くこと 　-従業員満足度：会社で働く社員の満足度を表した指標 【同じ方向をむくための課題】 ・会社の方向性がわからない、会社の理念に共感できない、自分の仕事にやりがいを感じられない、リモートワークの増加で社員同士で価値観を共有できない ・社員がエンゲージメント高く行動する上で、会社の向かう方向性への「共感」がまずは重要 ・共感を促すことに効果的な手法：「ストーリー」の力 　-理解が早くなる：ストーリー化することで、原因と結果が可視化され理解が早くなる 　-深い共感が得られる：ストーリー化によって感情移入することがより深くなる 　-記憶に残りやすい：ストーリーがあることで、事実や数値の羅列よりも記憶に残りやすくなる

従業員のエンゲージメントをアップして企業の力を最大化する

【ストーリーブランディングソリューション】 ・ストーリーの構築（コンセプトおよび戦略の設計） 　-オウンドメディアの構築、コーポレートサイトのメディア化、社内報のオンライン化、カルチャーブックの制作、グッズ・ツール展開、オフィスのリニューアル 【企業がどの方向に向かうのかを示す「WHY」を深堀り】 ・ストーリーのコアとなる企業の方向性は？ 　-WHY：理念（パーパス・ミッション・ビジョン） 　-HOW：戦略（経営・事業戦略） 　-WHAT：施策（具体的な事業・施策） 【ターゲットを明確にし、それぞれにどんな変化を起こしたいかを言語化する】 ・ストーリーを伝える主体は？ 　-経営者：ビジョンやパーパスをストーリーとして伝える 　-従業員：事業への情熱やバックグラウンドを伝える 　-取引先・著名人：客観的に自社の魅力を語り広げる ・ターゲットに起こしたい変化は？ 　-従業員：経営者や社内の想いを理解し、人間的な繋がりや帰属意識を持つ（離職率、従業員サーベイ） 　-取引先：理念や人となりを理解することで、競合他社との比較をスペックだけで行わなくなる 　-株主：理念や人となりを理解することで、短期的でなく長期保有の株主を増やしていく 　-求職者：会社のことを理解し、共感してエントリーするため、ミスマッチが減り、優秀な人材の獲得がしやすくなる（指標：メディアから採用への遷移数、１年以内の退職者数）

オフィス作りから見るインナーブランディングとエンゲージメントUPの関係性

【これまでのオフィスの歩み】 ・2008年：3人の創業者で会社設立、8.95坪ワンルーム ・2009年：赤坂33坪、10～20名程 ・2010年：外苑前の63坪 ・2012年：外苑前の124坪 ・2014年：恵比寿の300坪 ・2018年：六本木567名 ・2022年：丸の内1400坪、800名弱 【新オフィスのコンセプト】 ・共創：「共創」が起こる場所 　-執務エリアもコワーキングスペースに近い作りになっている、会議室が足りない時は、可動式のホワイトボードで対応、携帯電話が掛かってきた時に駆け込める電話BOXを設置、遊び心を取り入れつつコミュニケーションの場に ・熱：「熱」を生む場所 　-本物の熱量が生まれる場所を目指して社員が一堂に会せる空間、仕事をしてもリフレッシュしても良い空間 ・象徴：「象徴」となる場所 　-場所へのこだわり、ダクト型のデジタルサイネージ ・オフィス作りで大切なポイント 　-Mission/Vision、多様性、変革

質疑応答

【質疑応答】 Q.企業の大きさやフェーズによってインナーブランディングを浸透させるのに効果的な施策の違いはありますか。 A.違いはある。企業が大きければ、社内報やメディア活用などの取り組みが必要。会社のカルチャーを理解して、施策を整理するといい。 Q.リモートが浸透し、エンゲージメントに課題を感じています。リモートワークが主流の社員に対して効果的な取り組みなどはありますか。 A.社内報をデジタル化、Teams上でお昼にランチ会、社内ラジオなどでコミュニケーションを図っている。 Q.丸の内の移転に伴う懸念点は何ですか。 A.金額の面で売上がつくかが一番の懸念点。