０．オープニング

【ダイナミックに変化を続ける顧客の心理を理解する調査手法とは？】 ・自己紹介 　-内藤　竜大　株式会社ジャストシステム　企画マーケティンググループ 新卒でジャストシステムに入社。調査サービスの営業として大手消費財メーカー様を中心に提案を行う。現在は同じサービスの企画とマーケティングを担当。

１．昨今の消費情勢

【購買チャネル・情報接触経路の多様化】 ・認知・興味 ・比較・検討 ・購入 　-現代ビジネスシーンで成功を収めるためには、複雑に変化しつつある消費心理を調査でつかむことが重要

２．定性調査とは？

【行動の理由や感情、価値観など、数値化できない「質的な情報」を収集するための調査手法。】 ・定性調査：調査対象者の意見や行動を探る調査 　-1対1や数名でのインタビュー ・定量調査：割合や傾向を測り数値化する調査 　-アンケートから数値データを取得 【定性調査の重要性】 ・アンケートなどの定量調査では、インサイトに迫ることができない 　-回答者が自覚しているニーズ以上の回答が期待できない 　-インサイトは深層心理に隠された心理・欲求であるため本質的に明らかにできない 【ここまでのまとめ】 ・複雑に変化しつつある消費者心理を捉えた企業活動が必須。 　-消費者に相対して考え、意見などを徹底的に深堀りすることができる定性調査が必要

３．定性調査の種類

【代表的な3つの手法】 ・デプスインタビュー：1対1で行う面談式 　-じっくりと話を深堀りすることができる 　-パーソナルなテーマを取り扱うときに適した方法 ・グループインタビュー：4~8人のグループで調査対象内容について自由に発言 　-司会者が各対象者の意見やインサイトを引き出していく 　-対象者は、お互いの発言を受けて意見交換が活発になりやすい ・エスノグラフィー：調査対象者に同行・同席し、同環境に一定期間身を置き観察 　-普段のありのままの行動には無意識に行っている癖や意識が表れることがあるため、対象者本人も気づいていない行動原理やインサイトの発見につながる

４．定性調査の進め方

【4つのフェーズに分けて紹介】 ・1.調査企画：目的や対象者の要件などを整理 　-.調査の目的、対象者の要件、実施形態、スケジュール・予算 ・2.調査設計：質問事項/時間配分を明記した台本（インタビューフロー）を作成 　-必ず確認しなければならないことが盛り込まれているか・明確になっているか 　-考えや感情、行動などを深堀りできるような質問となっているか ・3.実査：インタビュー調査を実施 　-調査対象者が話しやすい環境を作る 　-質問は臨機応変に 　-モデレーターとしての役割を遂行する ・4.分析：調査を分析/解釈し次のアクションへ 　-コーディング：調査結果を端的な言葉に変換 　-KJ法：調査結果を受けて似た内容をグルーピング 　-KA法：調査結果を3フォーマットに当てはめていく方法 【今回のまとめ】 ・顧客の心理を理解するために定性調査を行うことで、インサイトを捉えた企業活動になる。 ・定性調査の種類は、デプスインタビュー、グループインタビュー、エスノグラフィー（行動観察調査）の3種類が代表的。 ・定性調査は、調査目的とズレないための企画設計をしっかり行い、調査実施後も「やって終わり」にならないような分析を行う。

５．調査サービスのご紹介

【大手調査会社の⅓~⅕程度の期間・金額で調査可能】 ・セルフ型ネットリサーチサービス「Fastask」 ・テキストチャットインタビューサービス「Sprint」：いつでも何度でもインタビューを行えるまったく新しい定性調査 　-調査方式：定性調査 　-特徴：5分でマッチング、即インタビュー可能 　-費用：19.8万円（月額）で使い放題