本ウェビナーと講師の紹介

・テーマ：Instagramを活用したコンテンツマーケティング ・講師：株式会社ハピラフ代表取締役　富田竜介 ・累計200万人フォロワーを獲得しており、Instagramのビジネス活用では一大経済圏を築き上げた 【講師自己紹介】 ・2019年株式会社ハピラフ登記 ・節約チャンネルを1年弱で79万フォロワーに。Instagramは累計250万フォロワーの拡大経験。累計150アカウント以上の運用実績

Instagram概況

・MAU（月間利用者数）は日本国内でも右肩上がりでユーザー数が増加 ・2019年～2020年10月時点でユーザー数は3300万人→4800万人に ・認知だけでなく購買まで一気通貫でアプローチが可能であるプラットフォーム ・新しい商品を発見した際に最も使われているSNS ・近年のInstagramの場としての変化は、写真や画像を共有する場から実践や体験するための情報収集の場となったこと ・2019年の「インスタ映え」のように写真で映えていることではなく、最近は「見てすぐ自分で取り入れられるか」＝自分ゴト化が求められている→身長の明記やブルべ・イエベといったもの ・商品検索の際の割合もGoogleからInstagramに徐々に移行してきている ・購買転換率もInstagramが非常に高い（特に日用品や化粧品が高い） ・購買時にはハッシュタグ検索などを行って画像や動画をメインで見て他のユーザーの投稿や使われ方を参考にしている ・情報源の信頼性・リアルタイム性・スクリーンサイズの最適性などによりGoogleから検索窓がInstagramにシフトしてきている ・今後、複数ワード検索ができるようになってくるとInstagram SEOを意識したアカウント運用が求められる 　-SEOとは:検索エンジンの検索結果頁でホームページが表示される順位を上げる手法 ・フォロワーの大半は発見タブから流入 ・発見タブの内容はFeed,Story,Reels,Guides,IGTV。静止画や動画や様々なアクションに合わせてレコメンド表示される

Instagram運用はコンテンツマーケティング

・Instagramユーザーは他のプラットフォームと比較して、常に良質な情報（見てすぐに自分に取り入れられるものなのか）を求めている ・興味があるものだけがレコメンドされ、かつビジュアルで分かりやすくコンテンツが良質であるため、良質な情報を求めているユーザーはInstagramに集まりやすい ・最終はCV（売上）に繋げるために自社ビジネスのユーザーインサイトを踏まえて良好なコンテンツを作成することが最も大切 ・発見タブで見つけてもらうための表紙作りや検索してもらいやすいハッシュタグ付けが求められる ・良質なコンテンツの定義はInstagramの要望と合致しているか ・Instagramの思想であるヒトとコトが「好きと欲しい」で近づいているかという視点 　-①役立つ、タメになる情報かどうか（保存） 　-②すぐに取り入れられる内容かどうか（自分ゴト化） 　-③情報量や情報の内容が同ジャンルのコンテンツに負けていないか ・発見タブ掲載のロジック ・まずフォロワーの10％に表示→エンゲージメントの数（いいねや保存、コメント）によって発見タブに掲載 ・発見タブ掲載後はフォロワー外からのクリック数やエンゲージメント数が多ければ掲載期間が伸びる 　→まずは既存のフォロワーが求めるコンテンツを用意し、既存フォロワーからのエンゲージメントを獲得しなければフォロワー外に広がらない 【株式会社ハピラフの強み】 ①150アカウント、250万フォロワーグロースの実績 ②プラットフォームの思想ハックからのグロース ③累計90アカウント、160万フォロワーのハピラフ経済圏 ④クライアントのアカウントをシェアし、グロースを加速

費用対効果について

・D2Cアパレル自社事例 　-フォロワーの数が多くなくても熱量のあるフォロワーならば利益を生み出せる 　-広告代は必要なくアカウント運用のみ。 　-半年ベースで100万円、運用代行費30～60万と考えても高い利益が出せる ・Instagramアカウントが採用チャネルにもなる 　-フォロワーはファン化するため株式会社ハピラフでも約30～40名Instagram経由で採用

事例の紹介

・4か月弱で1万フォロワー獲得。フォロワーは15％が減少。 ・広告をかなり打つとフォロー率が減少した（計18.5万） 　→あまり広告を打たない方が良いことが分かった ・１万フォロワー獲得のためのアカウント運用の手順 　①コンセプトとメイキング（オリジナリティと有益な価値） 　　-ブルーべ―スのファッションと美容をまとめているアカウントが無かった 　②コンテンツ力（ジャンルに合った表紙作りと内容） 　　-Keywordmapのユーザーニーズ分析とGoogleキーワードプランナーを用いて検索ニーズが多いものを生成する 　　→美容系は手書き風が伸びるのと制作だけでなくリポストの投稿も混ぜた 　③フォロワーコミュニケーションと毎日投稿を継続 　　-フォロワーと密にコミュニケーションをとる ・フォロワーごとの施策例 　-初期のみプレゼントキャンペーンで100まで集める。 　-その後はこちらからフォローといいねのアクションを行う。 　-3000以降にReelsやGuidesなど新機能を追加で行う。あとは毎日継続して行う。 ・株式会社CINCからの案内

質疑応答

Q.2022年度のトレンドはどのようなものが予測されるか A.Instagram全体ではアフィリエイター（広告主と提携して商品・サービスをブログで売る職業）が参入してきている。フォロワーが1万人以上いればサラリーマンと同じくらい稼ぐことができるため、会社を辞めてしまう人が出てくるのではないかという懸念もある Q.自分ゴト化コンテンツを作る際のポイントは？ A.ターゲットとしているユーザーのことを理解すること。ユーザーヒアリングを行うこと。 雑誌やTwitterなどその属性の人の学べるものをキャッチしたり、コスメショップに実際に足を運んでトレンドを知ることがポイントとなる Q.どんな条件だとフォロワーを獲得しやすいのか？ A.フォロワーの獲得しやすいかどうかは、求めているユーザーの層が広いかどうか。そしてInstagramにまだないオリジナリティがあるかどうかで決まる Q.Instagramは若い女性というイメージが多かったが現在はどうか？ A.男女や年齢の境界は無くなってきている。男性向けのメディアも増えてきている Q.Instagramはファッションやコスメ、グルメと相性が良いが相性が悪いのはどんなものか？ A.BtoCならなんでも相性は良いがBtoBは相性があまり良くない。BtoBはTwitterやウェビナー等を活用している。 Q.外注化する時、1投稿いくらで行っているか？ A.アカウントによって異なるため一概には答えられない Q.画像撮影プランはプロカメラマンか、iPhoneカメラか？ A.どちらもある Q.Instagramから他のサイトに遷移させるのは難しいことか A.難しくはない。しかしInstagramからティックトックやYouTubeといった他チャネルに遷移させるとエンゲージメントが高まらないためあまり行わない。 Q.利用している運用補助ツールや分析ツールはあるか？ A.基本的にはInstagram内のインサイトしか見ないがアカウント管理のためにテテマーチ株式会社のサイニスを利用 Q.楽天ルームの活用方法について A.コンサルの内容になるため別途受け付け Q.リポストばかりでもアカウントの評価は高まるか？ A.高まる。リポストすることでタグ付けがかなり増え、評価が高まるため Q.学校や塾との相性は良いか A.ターゲットによる。生徒を募集するには良いが教師はあまりにも母数が少ないため向いていない Q.フィード投稿で文字が多めの形式をスライド形式でリール投稿したが上手く伸びない A.リール投稿のフィードをシェアしているか動画に合った音源がつけられているかが重要。また、リールはアルゴリズムが異なるためそれを理解できているかどうか Q.アカウントジャンルと異なっていてもCV（コンバージョン）すると聞いたが本当か 節約アカウントでフォロワーが50万人程の時にダイエットの着圧スパッツが500件程売れたことからジャンルが異なっていてもCVすると言える