［01］タナベコンサルティングについて

・We are Business Doctors ・全国の中堅中小企業をサポートするコンサルティングファーム

［02］アジェンダ

Ⅰ.各SNSの基本情報 Ⅱ.SNSマーケティングの市場変化 Ⅲ.SNSマーケティングのポイント 　1.人の記憶とSNSマーケティング 　2.SNS戦略構築の流れについて 　3.Instagram投稿のポイント 　4.活用事例

［03］Ⅰ．各SNSの基本情報

・各SNSの年代別利用率、MAU(＝月間アクティブユーザー数)の推移、各SNSのユーザー数 ・SNS毎に特徴、得意、不得意がある。 ・狙いたいターゲットや目指すべき目的においてどのSNSにどれくらい注力してどういう風に使い分けていくか戦略が重要

［04］各SNSの特徴

・LINE　1対1コミュニケーション ・facebook　広報ツール、公式な情報 ・Instagram　世界観づくり、写真が重要 ・Twitter　即時性、匿名性とリツイート検索によって拡散性が高い ・新規顧客(フォロワー)拡大の為に主力となるSNSはInstagram、Twitter、LINEと考える企業が多い

［05］Ⅱ．SNSマーケティングの市場変化

(１)これまでの企業SNSマーケティング ・企業主体のSNSアカウントの運用＝企業→ユーザー の一方的なコミュニケーション ・SNS上の企業情報自体が真新しく、ユーザーに受け入れられていた ・企業視点でKPI(＝Key Performance Indicator、企業や組織の目標を達成するために行う日々の活動の具体的な行動指標)を設けメッセージがどの程度届いているか、反応、ファン数を重要視していた (２)市場変化の背景 ・企業発信のメッセージ性の低下 ・Facebookニュースフィードアリゴリズム変更、ユーザー間コミュニケーションがメインになった ・購買に関連する情報接触が変化　能動的な検索だけでなくタイムラインで流れてきた他者の投稿を受動的に見ている ・情報(自分が欲しいものがどんなものか:what)から発信主体(誰が発信しているか:who)に変化 (３)これからのソーシャルマーケティング ・企業からターゲットユーザーに行く前にユーザー発信の口コミ(投稿)を挟む ・ユーザー間で話題にしてもらうことが重要 ・SNS上でユーザーに話題にされるような話題作りが重要

［06］Ⅲ．SNSマーケティングのポイント

ソーシャルメディアにおいて重要なこと ・独自性のある記憶を作る ・誰に向けた発信かを明らかにする ・「誰が」発信したかが重要視される ・いかに多くの人に記憶され、自ら話題にしてもらえるブランド好感度を獲得する必要がある

［07］Ⅲ-1.人の記憶とSNSマーケティング

人の記憶の仕組み ・人は自分の記憶の中から知っていると思っていることを切り取って認識している ・情報を投げても全てを受け取ってもらえてるとは限らない ・情報の流通量は増大しているが、私たちの消費情報量は大きく変わっていない 　＝日常の生活の中で目撃するほとんどの情報はスルーされている ・B to B (Business to Business)＝企業間取引。企業が企業に向け商品やサービスを提供する取引 ・B to C (Business to Consumer)＝企業が個人に対して商品・サービスを提供する取引を指す ・如何にスルーされないように発信していくかが重要 ・WEB広告における記憶に残るためのフリークエンシー (＝ 広告に触れた回数)は4回 人の記憶の正体 ・自分の知っていることで情報を切り取り記憶する ・大きな刺激よりも接触回数により記憶される ・何度も経験することをパターン化し、省略する 人の記憶に残るためには ・接触回数を増やしても覚えてもらえないのは、被っているから ・被っているものは同じものと認識される チャンクとマジカルナンバー7 ・チャンク＝人が知覚する情報のまとまり ・マジカルナンバー7＝人が瞬間的に記憶できる短期記憶の数(チャンク数) ・SNSで情報を出す時は、知覚し易くまとめる、あまり多くの要素を入れない 記憶されるためには？ ・競合調査を行い、自分の商品より高シェア率の商品があれば、「独自性」のある訴求を行う ・「誰に」向けた発信か明らかにする ・ターゲットが既に知っていること、ターゲットにとって重要なことと組み合わせる

［08］Ⅲ-2.SNS戦略構築の流れについて

・4-６か月くらいかけて下記の戦略を立てていく ・分析から入ることを意識 (１)アカウント分析・競合分析 ・現在のフォロワーのユーザー属性 ・リーチ数、エンゲージメント数(率) ・競合他社のアカウントと上記数値を比較 →現在の自社のアカウントの課題を抽出・目指すべき方向性を策定 (２)KPIの設定 ・KPI＝重要業績評価指標のことで、目標の達成に向けた行動を評価するための指標 ・目標や媒体に合わせて課題に繋がるKPIを検討 (３)ペルソナ設計＝ターゲット設定 ・狙うべきターゲット像を明確にする (４)トンマナ(各アカウントごとのキャラクター設定)・ハッシュタグ設計 ・Instagramではほぼテキストは読まれないのでハッシュタグの最適化を意識 (５)投稿コンテンツ案設計 ・どういう形の情報を投げればターゲットに響くのかを策定

［09］Ⅲ-3.Instagram投稿のポイント

・世界観を演出する ・生活のシチュエーションに合わせた写真を使用 ・宣伝色を押し出さない ・撮影者はターゲットと目線が近い人がベター ・共感を得るため、ターゲットと近い人を写真に入れる　親近感もわきやすい ・投稿記事の＃はスモールワード、ビッグワード両方入れて上限30個付ける ・投稿からLP(＝)に飛んでもらうため、必ずアカウントをタグ付けする ・投稿回数は多くても1日1回、週3-4回程度が程度が適切 ・投稿時間は昼12時前後、夜21時前後を狙う

［10］Ⅲ-4.活用事例

・写真…トリミングを変える　Instagram余白を作り生活シーンを表現できる写真がより好まれる、Twitter・Facebook商品の写真がしっかり見えるよう寄った写真 ・文体…Twitter「おもしろさ」、Facebook「真面目」な文体、Instagram「情緒的」な文体 ・生活シーンの中に自社の商品を馴染ませることが重要

［11］まとめ

・SNSを活用したい企業は多い ・しっかり使えればブランディングにも集客プロモーションにも使える ・企業を成長させていくためのツールとしても使える ・如何に自分たちが求めていることと合致するような条件を精査し、どのようにすれば抱える問題を解決できるか考えていくことが重要