1．CCCMKホールディングスの持つ実購買データとは

【CCCマーケティングの会員基盤】 ・データはTカードの利用データが基になっている ・年間利用者数7､000万人超、1人につき1Dで管理 【CCCマーケティングの保有するデータ】 ・購買情報をレシート単位で保有：Tポイント提携企業での購買 ・属性：7,000万人超の会員情報 　-基本属性：会員基本情報、性別、年齢、生年月日、属性地など 　-生活属性：ライフスタイル、アンケートの回答情報、年収、既未婚、子供ありなし等 　-消費の活動地データ：購買履歴と住所情報を掛け合わせた、居住地ではない「活動地」の特定・行動分析 　-志向性：衣食住遊動などを中心に多数の項目で実購買履歴からスコアリング ・その他：連携データ 　-WEB行動：Yahoo!JAPANと連携。インターネット上の行動履歴からの推計データ等 　-TV視聴：1秒単位のTV視聴データ。地デジ、BSのLIVE・録画視聴等、視聴者購買分析も可能 　-電話帳：電話帳データと連携。個人事業主などの特定が可能 　-マンション：マンションデータと連携

2．実購買データ解説

【こんなことありませんか？】 ・競争が激化する市場で、新たな顧客獲得がしづらくなってきた ・新商品をローンチするにあたり、同じカテゴリ内の競合商品購入者のみをターゲットにしていいのだろうか 【同カテゴリ以外って意外と見落としがち】 ・同カテゴリは当然狙うべきターゲットではあるが、場合によっては市場規模が小さく、既に寡占状態になっている ・ライフスタイルの変化による競合の変化など同カテゴリだけ見ていると意外と見落としがちな市場が実はある 【データの定義】 ・抽出元：多種多様なTポイント提携先の購買データ（食品） ・期間：2020年4月1日～2021年3月31日 ・対象者：全国/20～89歳の男女

3．実購買データ解説：酒類容量シェア

【同カテゴリのポジションを知る（酒類容量シェア）】 ・酒類4カテゴリ容量シェア 　-期間内の購入総合量を100％としたときの、対象のカテゴリ（ビール類・ノンアルコールビール・RTD・ノンアルコールRTD）の容量の割合を算出する ・summary：ノンアルコールカテゴリはビールが牽引するも、3.4％ 　-「モクテル」などのノンアルコールRTDも注目されつつあるが、現時点の1.3％とちいさい ・Point：新商品が展開しようとしているカテゴリは市場の5％程の規模のため、獲得出来るパイがまだ小さい 【同カテゴリのポジションを知る（ブランド容量シェア）】 ・ブランド容量シェア 　-ノンアルコールビールの購入総容量を100％としたときの、対象のブランドの割合を算出 　-「セット販売」もトータルの容量を計上 ・summary：アサヒドライゼロ、サントリーオールフリーの2台勢力、2ブランドでシェア70％弱を占める 　-オールフリーブランドは機能性ライプ、コラーゲン、ライムなど複数展開しており、合わせて39.9％ ・Point：自力カテゴリ内では上位ブランドがT商圏の80％を占めているため、新規参入ブランドが上位2ブランドスイッチングを図るのは難しい

4．実購買データ解説：ユーザー比較

・ノンアルコールRTDやビール類をそれぞれの購入者にどのような違いが出るのか分析・検証をしてみる ・分析手法：購入者属性比較、顧客DNA比較、期間併買 【主飲判定ロジック】 ・購入者分析を行うに当たって、CCCでは「主飲判定」ロジックを使用することがある ・「主飲判定」はT会員ひとりひとりの購入量を算出し、シェア51％以上のカテゴリや商品を一番メインで飲むカテゴリとして設定する 【顧客DNA】 ・顧客DNAとは、CCCが保有するアンケートデータや購買履歴を基にT会員の属性傾向や志向性を推論し、その偏差値を算出したものを指す ・DNAは約3000の項目があり、T会員ひとりひとりに各項目の偏差値が振られる 【期間併買】 ・期間併買とは、一定の期間中に各セグメントが購入する商品やカテゴリの購入率の倍率を比較することで、ID-POSを持つ会社ならではの分析手法 ・分析軸・比較軸2つの軸の購入率を比較した倍率をリフト値といい、リフト値が高いほど、セグメントと商品やカテゴリの関連の強さを示す

5．実購買データ解説：総括

【総括】 ・一般T会員よりもお酒を好むビールユーザーに近い傾向 ・同じノンアルコール飲料でも購買傾向に違いがある ・ターゲットとしてはノンアルコールRTDより近い可能性

6．データを活用したプロモーション事例

【事例：乳酸菌飲料、他ジャンル横断ターゲティング】 ・顕在層向け：訴求商材類似品の乳酸菌系飲料購入者 　-ヨーグルト飲料、乳酸菌飲料購入者、競合商品購入者など ・潜在層向け：乳酸菌飲料を飲みそうな人 　-他カテゴリの乳酸菌＝飲料以外で摂取している→サプリメント、発酵書ヒクンなど 　-ライフスタイルニーズ視点＝風邪予防（除菌商品、マスク）、腸活目的など 【CCCマーケティングのソリューションマップ】 ・Single ID（T-ID）で各種メディアが繋がっており、同一マーケティングターゲットを徹底補捉