挨拶

【概要】 ・登壇者：THECOO株式会社　阿部 孝裕 ・テーマ：YouTuber起用のポイントや市場データを徹底分析！他社はどうやってインフルエンサーを活用している？ゲームの2021年5月～6月編 【本ウェビナーにおけるゲーム業界の定義】 ・スマホで遊べるゲームアプリ ・コンシューマ機で遊べるゲーム ・PCで遊べるゲーム ・ゲーミングアクセサリ ・ゲーミングPC含むゲーム機器 【アジェンダ】 ・自己紹介 ・ゲーム業界におけるインフルエンサー起用ポイント ・ゲーム×インフルエンサー市場データ ・施策例ピックアップ

自己紹介

【会社紹介】 ・株式会社THECOO（ザクー） ・2014年　Google出身メンバーで設立 　-主力はインフルエンサー関連事業、ファンコミュニティ事業 　-Studio Coupゲーム実況者プロダクション）運営 【自己紹介】 ・登壇者：阿部孝裕 ・「Studio Coup」立ち上げ ・toBマーケティング部所属

インフルエンサー起用の意味とポイント

【インフルエンサーマーケティングの強み】 ・インフルエンサーとファンのコミュニケーションをフックにした、態度変容や行動促進を自分ごと化 ・オフィシャル発信では伝えきれない、ゲームプレイ細部の魅力を発信 　-以前はインフルエンサーが担っていた、現在は公式自身で実施が多い 【インフルエンサーマーケティング施策の主な用途】 ・リリース前：事前登録、予約促進 ・リリース時：初動購入のブースト ・イベント・アップデート：潜在層、休眠ユーザーへのアプローチ ・アンバサダー（継続的投稿）：原稿プレイヤーのコアファン化、引退防止 ・その他：上記のミックス＋α

2018～2021年における市場データ

【分析】 ・使用データ：ゲーム×インフルエンサー　YouTubeタイアップ市場データ ・起業数・タイトル数共に成長、特に2019年～2020年 ・マーケティングの中の1施策として確立傾向 ・案件数（タイトル数）：2020年～2021年に急増し、以降も増加継続 ・動画投稿本数：2020年～2021年に急増、以降少しずつ増加継続 ・動画視聴数（公開から7日間）：2020年から増え続けていた、2021年6月は2020年よりも減少 　-2021年6月末7日間分のデータが含まれていないため、実際はもう少し高い ・動画1本あたり視聴数（投稿7日間平均）：2021年1月以降減少 ・動画1本あたり視聴数（投稿7日間）中央値：年を追うごとに激減 【まとめ】 ・案件数 増加 ・動画数 増加 ・総視聴数 増加 ・動画1本あたりの視聴数平均 減少 ・動画1本あたりの視聴数中央値 激減 ・中小規模インフルエンサーの多人数、継続起用が増加

2021年5月～6月における市場データ

【サマリー】 ・使用データ：ゲーム×インフルエンサー　YouTubeタイアップ市場データ ・案件数：205件（3～4月比107%） ・タイアップ動画本数：1,469本（3～4月比93%） ・タイアップ動画合計視聴数（投稿7日間）：50,039,173回（3～4月比97%） 【デバイス別分析】 ・施策実施時期の割合：アンバサダーにおいてMobile・マルチデバイスタイトルは50%、PS・Switch（コンシューマ機）は実施なし ・動画本数比較：Mobile・マルチが多い、マルチは動画本数は減少しつつもフェーズが進行 ・インフルエンサー規模の割合：マイクロインフルエンサーの起用が全デバイスで二番目に少ない ※マイクロインフルエンサー＝チャンネル登録者数1万以上10万未満 ・編集動画とライブ配信の割合：タイアップ全体においてライブ配信が50%に ・編集動画とライブ配信の割合（インフルエンサー規模ごと）：タイアップ全体においてミドルインフルエンサーのライブ配信が増加 　 【まとめ】 ・デバイスにより施策タイミングのトレンドが変化 ・インフルエンサー起用はマイクロが減少、ライト・ミドル主体へ ・ライブ配信案件が全体の50%以上へ ・施策時期とインフルエンサー規模の雛形が確立しつつある傾向

2021年5月～6月リリースタイトルにおける施策例

【施策例】 ・RPGゲーム事例 　-複雑なシステムだからこそ、リリース直後からアンバサダー的起用を実施 ・オンライン対戦ゲーム事例 　-箱推しファンを集約すべく、プロダクションでの企画実施 ・美少女RPGゲーム事例 　-にじさんじ起用、躍動 ・VRヘッドセット事例 　-アクセサリでも継続起用 【まとめ】 ・VTuberプロダクションが躍進 ・Mobile/マルチデバイスに関わらず、初動から継続的起用が増加

施策例ピックアップ

【麻雀ゲーム事例】 ・ゲーム特徴 　-日本で主流のリーチ麻雀のオンライン対戦 　-麻雀に、萌え要素のあるキャラクターとその育成要素を融合 　-麻雀の部分がしっかりしており、プロ団体や番組企画にも用いられている ・VTuberによる、非タイアップコンテンツが非常に多い（2019年5月1日～2021年7月11日データ） 　-タイアップ：22本 　-非タイアップ：15,918本 　-投稿チャンネル数：1,480チャンネル ・ランキング平均順位が年々上昇 　-2019年635位、2020年287位、2021年204位

麻雀ゲーム事例における施策

【施策と結果】 ・ゲーム×箱推し ※箱推し：箱＝アイドルグループ（例）、推し＝応援 　-プロダクションとゲームが強く結びつき、プロダクションファン全体をゲームファンに 　-リリースした2019年から約2年半にじさんじを継続起用 ・継続力 　-大型プロダクション主催を主体とした大会を起点に、参加者が能動的に配信 　-継続的に大会が開催され、プレイヤーとコンテンツのレベル向上 　-追って小規模プロダクションなどによる大会実施が加速 ・箱推し（VTuber）と麻雀の相性 　-比較的男性の大学生が麻雀を覚える 　-聞きなれない言葉が多く、教え合いが発生 　-PVPメインのため、コラボや視聴者参加が容易 　-ゲームスピードが緩やか、雑談が容易 　 【まとめ】 ・ゲーム特性とインフルエンサー特性を吟味 ・相性良しと思ったインフルエンサーを辛抱強く起用 ・大会や企画は積極的に協賛