1.会社紹介

【アステリア株式会社概要】 ・2018年10月に「インフォテリア株式会社」から「アステリア株式会社」に商号変更 ・主力製品の「ASTERIA Warp」「Handbook」は日本国内市場でシェアNo.1 ・アステリアの「つなぐ」製品/サービス 　-「Handbook」：コラボレーションを促進するモバイルコンテンツ管理 　-「ASTERIA Warp」：ノーコードでデータ連携を自動化 　-「Gravio」：ビジネスを自動化。エッジコンピューティング基盤

2.ローコード／ノーコードの違い

【ローコードとノーコードの違いは拡張性】 ・決まった定義はない ・少しのコーディング作業でアプリケーション開発ができる ・ローコードは大中企業向けのアプリケーション構築で拡張性が高い ・ノーコードは中小企業向けのアプリケーションで拡張性が低い

3.データ連携でDXを推進

【DX推進の過程で業務改善は必要不可欠】 ・DXを実現するためには「データ連携」が重要になる 　-第一フェーズ：IT利用による業務プロセスの強化 　-第二フェーズ：ITによる業務の置き換え 　-第三フェーズ：業務がITへITが業務へとシームレスに変換される状態 【データ連携の必要性と連携パターン】 ・以前までのデータ連携 　-分散されたシステム間のデータ連携 　-BI・ダッシュボードによる分析 ・現状のデータ連携 　-クラウド移行によるハイブリッドクラウド連携 　-クラウドtoクラウド 　-IoT/AIなどのビッグデータ活用（社内データ資産とのマッシュアップ） ・よって“データのみがIT資産”になる ・今後はデータを柔軟に連携させることで、”データの価値”を高め、DXをさらに推進することが可能に！

4.ニューノーマル時代のデータ連携で押さえるべき3つのポイント

【ポイント①：API攻略】 ・ほとんどのシステム（サービス）がWeb API（RESTなど）を公開 ・リファレンスが難解、認証が難解 ・すべてのAPIで手順が異なり、知識があまり生かせない 【ポイント②：クラウド活用】 ・リモート体制構築におけるクラウドサービスへのデータ移行や、社内システムとのデータ同期 ・様々なサービスとの連携によるマッシュアップ 【ポイント③：内製化】 ・開発のハードルを下げ、ITエンジニア不足を解消 ・自社で把握・制御することでさらなるデータ活用、DX実現へ ・内製化のメリット 　-変化に対するスピード 　-ノウハウの蓄積：外部委託だと全てを自社で把握している企業は少ない ・手組でのプログラミング開発は、属人化のリスクと品質の問題で標準化が難しいという課題がある

5.ノーコードのデータ連携ツール「ASTERIA Warp」

【ASTERIA Warpの概要】 ・ASTERIA Warpは“ノーコード”で設計開発を行うことで、様々なシステムやサービスと連携し、業務の自動化・効率化やデータの活用を実現するデータ連携ツールである 　-100以上のサービスやシステムと迅速に連携 　-シンプルな操作で超高速開発 【ASTERIA Warpの使い方】 ・ASTERIA Warpは社内に存在する各種システムやデータ、クラウドサービス上に存在する様々なデータをノーコード開発で連携するツール ・ASTERIA Warpは各種の機能を内包したアイコンを並べてデータ連携を定義する ・アイコンを並べるだけでノーコード開発でデータの流れを可視化 　-詳細設計工程と開発工程を同時化により開発工程を削減 　-仕様書も自動作成 ・連携定義やフォーマットの変換も関数を用いて自在に設定可能 【ASTERIA Warpの高い開発生産性：手組とASTERIA Warpの開発を比較した場合】 ・プログラミング開発（手組） 　-作成時間は数十分～数時間かかったものがASTERIA Warpではアイコンを置いて設定していくだけなので数分の開発で済む 　-簡単な処理でもステップ数が多い。65〜100stepのjava。サンプルの検索、コピー＆ペースト、コンパイル、テスト、仕様書作成など、タスクは山積み

6.導入事例：サカタのタネ社

【100％内製化を実現】 ・利便性、迅速性を向上しながらもコストは大幅削減 ・連携管理が一元化されたことで複雑性を解消 　-課題：連携処理にファイル転送ツール、FTP、Accessなどが個別利用され複雑化 　-導入後：ASTERIA Warpを連携基盤とすることで連携管理が一元化されシンプルに。連携先変更のアジリティ（迅速性）を確保 ・100％内製化を実現されたことで高コストを解消 　-課題：ファイル転送ツールによる連携処理にはプログラミングが伴い、都度Slerに構築を依頼。利用しているファイル転送ツールが連携個数に応じた課金体系のため連携処理が増えるとコストが膨大化 　-導入後：ASTERIA Warp、OutSystemsの開発生産性の高さにより、100％内製化を実現 ・日次アップデートされた実績をWebで即時参照可能になったことで情報共有の遅延を解消 　-課題Excel、Access上で参照する実現データの参照方法が複雑。また月次更新のため営業現場で正確な売上実績のタイムリーな進捗確認ができない 　-導入後：営業は従前のようなExcelやAccess上での結合処理、リンク設定などをすることなく、日次アップデートされた実績をWebで即時参照可能に。

7.RPAツールとしても活用

【RPAツールとの比較】 ・RPAツール 　-コンセプト：人の画面操作を自動化 　-設定：GUI（一部コーティングが必要） 　-操作対象：画面 　-処理方法：基本は画面操作 　-処理速度：おおむね人と同じ速度 　-適用シーン：PCアプリケーションの画面操作。画像認識 ・ASTERIA Warp 　-コンセプト：システム間の業務プロセス（データ連携）を自動化 　-設定：GUI（ノーコードで設定） 　-操作対象：システム（データそのもの） 　-処理方法：インターフェース連携（API/DB/ファイル） 　-処理速度：高速（数千件/秒など） 　-適用シーン：データフォーマット変換。システム間のデータ操作

8.まとめ

【New Normal時代のデータ連携で押さえるべきポイント】 ・APIを攻略 　-API使用（手順）は連携機能が吸収 ・クラウド活用 　-様々なクラウドと連携しデータ活用 ・できるだけ内製化 　-ノーコードでの超高速開発が可能