1、オープニング

【自己紹介】 ・登壇者：株式会社テックオーシャン営業責任者　佐藤 拓弥 ・経歴 　-新卒でキーエンスグループに営業職として入社 　-SaaSを提供するスタートアップに転職、事業開発に従事 　-2021年より株式会社テックオーシャンに参画 【本日の内容】 ・学生アンケートからイマドキ理系就活生の実態を読み解く「就活早期化時代に企業がとるべき戦略は？」

2、理系学生 就活早期化の実態とは？

【新卒理系学生数の推移】 ・10年以上減少し続けている ・採用難易度がより高くなっていることで、売り手市場の加速 【学生アンケート結果】 ・本格的に就職活動をスタートする時期はいつ頃と考える？：80%が10月前から開始、年内が90%以上 　-就活検討の土台に乗るには早期からの接触が重要 ・テックオファー登録者推移（月別）：就活始動時期が顕著に前倒し 　-24卒はさらに加速する見通し ・会社説明会、企業イベントなどで合計何社の話を聞いた？：オンライン化によりより多くの企業と接点を持つ時代 　-より選ばれる工夫をしなければならない 【まとめ】 ・早期化が加速、夏前には接触を図らないといけない ・本選考までの長期間、いかに興味付け・関係構築して選考歩留まりを高めるか 　-学生の志向を理解した上での戦略が重要

3、学生アンケートからイマドキ理系就活生の実態を読み解く

【学生アンケート結果】 ・コロナ禍での面接やインターンシップにおいて、会社や事業所に訪問することに心理的抵抗はある？ 　-WEB中心になりがちなので訪問したい ・就職活動に不安がある？ 　-23卒は就活そのものへの不安が大きくなっている ・就活における新型コロナの影響は？ 　-オンライン化で効率化されている 　-雰囲気を感じにくくなる ・コロナの影響という観点から、大学における学業や研究と就活の両立の予想は？ 　-「WEBで就活を効率化、両立しやすくなる」60% 【まとめ】 ・22卒：コロナ禍で目の当たりにした先輩の就職状況や、世の中の状況から不安を感じながらの就活 ・23卒：コロナ禍の環境に慣れ、オンラインでの就活メリットを享受しながらの就活

4、学生アンケートから読み解く企業側の施策

【企業側はどうする？】 ・オンラインと直接訪問を比較すると、どちらが良い？ 　-フェーズによってオンラインと直接訪問の希望にバラツキ 　-「そのフェーズで何を得たい？」を学生の立場で考える ・就職先決定をする際に重視したい点 　-就活初期段階は給料・福利厚生・勤務地など「条件面」 　-就活中に「会社の雰囲気」「やりがい」などに移行 【就活初期と後期での学生の気持ち、志向性の変化】 ・就活初期 　-会社説明会はオンラインで数多く参加し情報収集 　-多くの企業を見て選択したい 　-企業選びは「給料、福利厚生、勤務地」等の条件面を重視 ・就活中後期 　-就活の最終段階では、個別に関係性を深める事を求める 　-企業選びは「会社・社員の雰囲気、やりがいを感じられるか」などのエモーショナルな面をより重視 ・総括：就活初期と後期では企業とのコミュニケーションの取り方や企業選びの軸が大きく変化する

５、早期の取り組みとして有効な採用活動とは？

【就活中に変化する気持ち・志向性】 ・就活初期と後期とでは、企業とのコミュニケーションの取り方や企業選びの軸が大きく変化 【採用フェーズごとの重要ポイント】 ・序盤戦：オンラインコンテンツやWEBコンテンツを利用 ・中～終盤戦：学生ひとり一人に対し、密なコミュニケーションを取って動機付け ・密なコミュニケーションを取るためのコンテンツ設計や、計画的なリソース配分が必要 ・内定承諾に向けた興味付け、密なコミュニケーションに注力

6、選考辞退・内定辞退をなくすための秘策とは？

【密なコミュニケーションで採用競争を勝ち抜く3つの戦略】 ・①アプローチすべきターゲットを整理、「局地戦」に持ち込む ・②ターゲットへのアプローチの手間・工数を極小化 ・③学生との技術共通点を軸に関係構築 　-「大学での学びを活かせる会社、仕事内容」は理系学生特有の傾向

7、インターンシップに向けた母集団形成に必要な戦略とは？

【①アプローチすべきターゲットを整理、「局地戦」へ】 ・重要な要素 　-教授・就職担当教員 　-技術共通点 　-採用実績 　-学生との関係性づくり 【②ターゲットへのアプローチの手間・工数を極小化】 ・学生ひとり一人との密なコミュニケーションを実現するために効率化 【③学生との技術共通点を軸に関係構築】 ・学生と自社との技術的共通点を軸にコミュニケーションを行う 　-学生の承諾欲求を満たす 　-自社への動機形成を実現