オープニング

【テーマ】 ・コロナ禍の内定者の不安を払拭する、効果的な内定者フォロー施策 【自己紹介】 ・株式会社マイナビ 教育研修事業部 営業統括部 東日本企画部長　原 真一朗 ・新卒で入社 ・企業の社員研修の企画運営に携わる

目次と本日のポイント

【目次】 ・企業の採用活動状況 ・コロナ禍における学生・内定者の心境 ・内定者フォローにおけるポイント 【ポイント】 ・会社に対して、仲間に対して、自分自身に対しての不安払拭

企業の採用活動状況

【21年卒マイナビ調査結果】 ・内々定率：21卒を上回り、19卒・20卒ペース、早期化が進む ・内々定獲得数：全体的に減少、6社以上獲得は昨年と変わらない ・採用における満足度：「質量ともに満足」増加 ・採用活動の印象：例年と比較しても企業優位の採用環境 ・採用活動の中で厳しかった理由：母集団形成、セミナー動員の課題が減少 ・22卒採用現時点での問題点：辞退（選考・内定）と学生の質を問題視 ・コロナ禍で困ったこと：見極めと内定者フォロー

コロナ禍における学生・内定者の心境

【マイナビ調査結果】 ・コロナ禍における仕事の目的：「自分の生活のため」が圧倒的に高い、84.5% ・コロナ禍による企業選びポイント変化：さらに「安定」を重視する傾向 ・入社予定先に対する不安：6割が不安を持ち、その中の6割以上が不安解消されずに入社 ・入社予定先決定後に生じた不安：「内定そのもの」「同期との接点がない」が高い ・内定者フォロー希望：過去5年でもっともニーズが高い ・内定者フォローを受けたい理由：人間関係を高めたい、スキル取得 ・入社の決め手：仕事、安定、社風 ・入社予定先決定判断材料となる情報：待遇面・社風・勤務地などの ・入社予定先企業の理解度：勤務地・待遇の情報（HP掲載情報）以外ほとんど理解していない 【原因】 ・学生による浅はかな分析での情報収集 ・企業による情報提供の不足

内定者フォローのポイント

【マイナビ調査結果】 ・社会人になるにあたっての不安：仕事、人間関係 ・これがあれば不安が解消されると思うこと：内々定者や社員との交流、仕事への理解 ・最も不安が軽減されたフォロー：面談、交流会が必須 ・最も不安が軽減されたフォロー面談の内容：具体的な業務内容 ・企業が実施している内定者フォロー：内定式・懇親会・面談は比較的実施、仕事の訴求は少ない ・入社半年後の勤務先への満足度：新卒者の多くが減少 ・入社半年後の将来のキャリア展望：入社前は3%弱→入社半年で約20%に 【まとめ】 ・会社に対する不安を「この会社を選択した自信」へ ・仲間に対する不安を「仲間と働いていく期待」へ ・自分に対する不安を「活躍する自信」へ

不安解消のために

【学習ポイント】 ・会社への不安を解消する 　-会社の活動、ビジネスの全体像を学習 　-市場においてどのような役割を担っているかを理解 ・仲間への不安を解消する 　-自己理解と内定者同士の相互理解を図る 　-相手に合わせたコミュニケーションを学習 ・自分に対する不安を解消する 　-困難な物事でも前向きに捉えて挑戦し、乗り越えるために必要な考え方を学習 【内定者フォロー事例①　内定者研修プログラム】 ・研修の特徴 　-①紙では読み取れないものが映像で観られる 　-②主観カメラの没入感 　-③豊富な登場人物によるリアルな職場シーン 　-④インターン生というリアルなストーリー 【内定者フォロー事例②　ビジネス準備ワークBOOK】 ・研修の特徴 　-マナーブックなどの資料を読む、課題を提出

その他　内定者フォローにおけるポイント

【会社に対する不安の払拭】 ・RJP（Realistic Job Preview：現実的な仕事の情報開示） ・様々な社員と交流 【仲間に対する不安の払拭】 ・会社に対する不安払拭の施策後に、懇親会（仲間の不安払拭）を実施 ・懇親会の前に、お互いのパーソナリティを共有できる場を必ず設ける ・協力して取り組む課題（協業）で仲間意識向上 【自分に対する不安の払拭】 ・一人前の基準を明示 ・現状の課題、取り組むべき事を認知