オープニング

【センタード会社紹介】 ・WEBでの成果改善に特化したマーケティングカンパニー ・事業内容：Webサイト製作・運用、集客、改善コンサルティング等 ・アジェンダ ・自己紹介：株式会社センタードWEBディレクター　浜田龍二

RFPとは？

【そもそもRFPってなに？】 ・RFP：Request For Proposal ・制作会社からよりより提案をもらうために達成したい要望をまとめた依頼書 【なぜRFPが必要なのか】 ・制作会社選定の効率化 ・要望に対しての比較・評価 ・トラブル発生リスクの回避 ・目的や要件の明確化 ・経営層や社内の関係部門の合意 【RFP有無の差】 ・RFPを作成しなかった場合のデメリット：要件が不明瞭、予算やスケジュールの変動等 ・RFPを作成した場合のメリット：資料としてまとまっているため明確で、変動が少ない

RFPを作る前の準備

【目的を明確化する】 ・サイトのリニューアルで解決できる課題を制作会社に伝達 ・サイトリニューアルしたけど、成功といえるかどうかの判断 【目標を設定する】 ・最終目標：KGI(Key Goal Indicator) ・中間目標：KPI(Key Performance Indicator) ・現状と目標の“差分”が目標達成に必要な課題となる 【課題発見のためのサイト分析】 ・現状を把握するためにウェブサイトの分析を行うことが好ましい ・アクセス解析、ヒューリスティック分析、ヒートマップ分析 ・専門知識が必要なので、制作会社からの提案に委ねる形でも問題なし

RFPに必要な項目

【必要な項目三点】 ・プロジェクトの概要 ・サイト要件 ・コンペの概要

RFPに必要な項目 1.プロジェクトの概要

【プロジェクトの背景・目的】 ・サイトリニューアルの判断に至った理由 ・何が不満で、何を解決したいのかを明確に ・複数ある目的は優先順位をつけて 　-例：問い合わせ数の増加、魅力を伝える、就活生への広報 ・目的と手段を混合しないよう注意 　-例：インパクト重視のデザイン（手段）→内定辞退率を下げる（目的） ・制作会社の見せ所は手段の提案 ・「なぜ」そう見せる必要があるのかを詳細に 【事業について】 ・制作会社はWEBサイト制作のプロ、事業は自社が最も理解 ・具体的に盛り込む内容：概要、事業領域、ターゲット、強み、競合 【希望スケジュール】 ・スケジュールをRFPに記載 ・記載したものはあくまで希望、要望にかなったものにするための相談を重ねる ・要件定義、ワイヤーフレーム作成、デザイン作成、コーディング、検証、公開 【予算】 ・確保できる予算を明記、概算でも良し ・よくある利用例：~200万、200万~400万、400万~、目安 ・要望をヒアリングの上、最適なプランを提示

RFPに必要な項目 2.サイト要件

【現行WEBサイトについて】 ・サイトマップ：WEBサイトを構築しているディレクトリの階層構造 ・アクセス状況：よく見られているユーザー層 ・システム構成：システムやCHSなどのバージョン情報 ・サーバ環境：分かる範囲で 【コンテンツ要件】 ・どのようなコンテンツをWEBサイトに掲載したいか簡潔に 【デザイン要件】 ・カラーやテイスト、雰囲気などの希望 ・他社サイトなどの具体的なイメージでスムーズにやり取り ・注意ポイント：デザインの提案が欲しい場合は、余裕を持った日にち指定を 【システム要件】 ・新たにどのようなシステムをWEBページに取り入れたいか ・システム担当者の方にも制作会社のヒアリングに同席してもらうとスムーズ ・項目サンプル：CMS利用の有無、優先事項、欲しい機能、更新したいコンテンツなど 【閲覧要件】 ・PC、スマホ、タブレットにおいて希望する検証範囲の端末の種類 ・検証範囲の多さ＝見積もり費用の高さ 【サーバ環境】 ・サーバーの選定や準備も、依頼内容に含むのかを記載 ・自社のサイトの規模に合ったサーバが判断できない場合は制作会社に相談 ・項目サンプル：現在のスペック情報、サーバー契約、ドメイン変更など

RFPに必要な項目 3.コンペの概要

【依頼内容】 ・必要な資料の明記：提案書、概算見積もり、（+α　デザインカンプなど） 【選定スケジュール】 ・目安として、全て最短でも初回ヒアリングから１ヶ月間 ・RFP提示/初回打ち合わせ→各社提案準備期間→プレゼン→選定期間/発注 【連絡先・体制】 ・発注者側と制作者側がどのような体制で連携するのかの定義 ・窓口の担当者を決めることでスムーズに ・項目サンプル：問い合わせ窓口、連絡時の注意事項、提案資料の提出方法など

要注意！RFPのつまづきポイント

【急ぐあまり、現実的ではない納期に…】 ・企業選定→発注や初回キックオフ→サイト設定、等々時間がかかる ・コストやその他構築方法などを妥協しなければいけない ・解決策：希望優先順位を正しく伝える 【必須要件と任意要件が明確ではない】 ・前提が揃っていないと、制作会社各社の提案を正しく比較できない ・解決策：RFP内に必須なのか任意なのかを明記 【見積り金額に差がありすぎて比較ができない】 ・要因：単純な単価の違い、見積もり内容の違いなど ・解決策：ページ数を定めて同条件での見積もり、見積書にある各社の項目の確認など 【制作会社が多く、質疑応答の管理が大変】 ・~3社：提案する側として、適度な社数 ・5社：制作会社によっては辞退 ・10社：かなり多い、管理される担当者が大変 ・解決策：一次選考を行い、本提案に進む企業を絞る

ポイントのおさらい

【RFPとは】 ・提案依頼書：企画選定をスムーズに、プロジェクトの第一歩にも 【RFPを作成する前に】 ・プロジェクトの目的や背景を明確に 【RFPに必要な項目は】 ・プロジェクト概要、サイト要件、コンペの概要 【気をつけるべき点は】 ・希望優先順位、必須条件/任意条件は明確に、企業選定では条件を揃え比較