挨拶

【本日の概要】 ・題：コアファンから見るインフルエンサーマーケティング ・登壇者：THECOO株式会社　浅井健太

自己紹介

【会社概要】 ・2014年創業のベンチャー企業 ・Google デジタル広告チーム出身のメンバーにより設立 ・主にインフルエンサー関連事業とファンコミュニティ事業 ・2020年、週刊東洋経済「すごいベンチャーベスト100」選出 【登壇者】 ・浅井健太 ・THECOO株式会社　マーケティング部部長 ・理系大学の修士課程卒業、国内メーカーの研究職に就職 ・2017年にTHECOOに転職、データ寄りのインフルエンサーマーケティングに携わる 【本日のアジェンダ】 ・インフルエンサー施策におけるコアファンの重要性 ・コアファンを掴んだ成功例 ・まとめ

インフルエンサー施策におけるコアファンの重要性

【何を基準にインフルエンサーを選定？】 ・ファンが多いだけではファンが動かず、良い結果に繋がらないことも多々 ・コアファン（インフルエンサーに対する熱量が高く、強い影響を受ける）を抱えた施策が重要 【コアファンを把握する方法】 ・ライブ配信 　-リアルタイム性がある 　-コアファンが楽しめる機能が充実 ・ライブ配信市場が急成長中 ・YouTuberタイアップが増加 ・登録者数とコアファン数は比例しない＝コアファンの把握は簡単ではない

コアファンを掴んだ成功事例①

【バカルディ・ジャパンのモヒート】 ・課題：正しい作り方を知らない消費者が多く、「家で飲むモヒートは美味しくない」イメージ ・目標：消費者がブランドの本来の価値に接する場面を創り出し、本来の美味しさ・価値を知ってもらう ・コロナの影響でオンラインコミュニティが普及 　-ブランドがインフルエンサーのコミュニティに関わり体験を提供し、そこにいるファンとブランドが深い関係を築く 　-熱量が高く密接なファンが集うインフルエンサーのファンコミュニティとコラボ ・具体施策： 　-妃海風さん（元タカラジェンヌ）起用：舞台の台詞「バカルディ！」が本人もコアファンも思い出 　-段階1：SNS告知、「バカルディ！」の思い出でライブの期待値が高まる 　-段階2：モヒート作り挑戦をライブ配信・ブランド担当者が作り方を指南、ブランドが自然にコミュニティと交流 　-段階3：歌やトークをライブ配信・視聴者は自作のモヒートを飲みながら視聴、ファン・インフルエンサー・ブランドが一つのストーリーに ・結果：インフルエンサー・ファン共に体験をSNS投稿、施策後もファンが自発的に拡散 ・インフルエンサーへの愛情がブランドへ転化

コアファンを掴んだ成功事例②

【Reactのパラレル（アプリ）】 ・課題：「ゲームに特化したSNS」が認知されていない ・目標：ゲームユーザーをターゲットにし、即効性のある新規ユーザー獲得とブランド力向上 ・具体施策：ゲームへの熱量をインフルエンサーを通じてアプリへ転嫁 　-クラロワ（クラッシュロワイヤル）の熱狂的ファン、ドズルを起用：登録者数49万人(2021年5月時点)、クラロワ動画総視聴回数全世界TOP5 　-ドズル主催クラロワのe-sports大会に協賛 　-実況席背面にロゴ掲載、配信中にサービス紹介、概要欄にDLリンク掲載 ・結果： 　-本大会初スポンサーとなり、クラロワファンに良いイメージが付いた 　-大会配信中に常時ロゴ掲載により、認知度上昇 　-動画概要欄掲載リンクからのDL数から算出したCRIは約300円、CPVは2円を切る 　-視聴者コメントやSNSにおいてポジティブな意見が多数

まとめ

【施策】 ・インフルエンサー・ブランド・コアファンが一体となる空間を創り、ブランドへの好意的な感情を生む ・コアファンが喜ぶ仕掛けにより、コアファンの熱量をブランド・商材へ転嫁させる 【結果】 ・コアファンを掴むことで、より効果的なインフルエンサーマーケティングが実現可能